イチローの努力とは
2016年06月16日
大リーグマリーンズのイチローが、
これまでピートローズが持っていた通算案打数
4256本の記録を更新した。
一部のアメリカ人の人たちからはネガティブな
発言もあるようだが、日本人としてはそんなことは
どうでもよくて、本当に素晴らしい記録だ。
日本のプロ野球の好打者の目標が2000本安打
であることからも、この記録が、どれほど並外れた
ものかがわかる。
イチローは、もちろん才能豊かな人である。
しかし、彼を支え続けているのは間違いなく、
人並みはずれた摂生を含めたあらゆる努力である。
それを物語るような、思想がその凄さを際立たせる。
「努力をすれば報われると
本人が思っているとしたら残念だ。
それは、自分以外の第三者が思うこと。
もっというなら本人が努力だと認識しているような
努力ではなく、第三者が見ていると努力に見えるが、
本人にとっては全くそうではない、
という状態になくてはならないのではないか。」
2013年2月13日「日本経済新聞」
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