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2015年11月21日

ゲーテは英語でシェークスピアを読み、
フランス語やイタリア語の翻訳もしたが、
自らが書く上では母国語のドイツ語にこだわった。

物事を広く膨大に吸収はしたが、
表現手段は絞り込んでいた。

ゲーテが進めているのは、自分がものにする技術は
どこまでも高め、それを表現したり活用する場は
集約させていくということである。

映画の黒澤明監督も、優れた脚本家でもあり、
画家を目指していたのではないかと思わせる
絵コンテを描いたが、その才能は小説や絵画に
活かされることはなかった。

小津安二郎監督も、ハリウッド映画に精通し、
さまざまな映画を取れる才能がありながら、
おっとりとしたセリフまわしや演技の間合い、
固定カメラやローアングルからのカメラワークなど、
独特のスタイルをつくり、
タイトルまで「晩春」「早春」「麦秋」「秋日和」と
似ている。

サザンオールスターズも、その曲調は誰が聞いても
直ぐにサザンとわかるものであり、
似たようなサウンドばかりだ。

芸術や音楽の世界に関わらず、個人でも企業においても、
”自らの領域を限定する”ことが人々に知ってもらう早道だ。
ゲーテも黒澤監督も小津監督もサザンオールスターズも
意図的、戦略をもって活動してきたはずである。

参照図書 ~斎藤孝~『座右のゲーテ』


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