立地に良し悪しがあると言えば、
良し悪しの見分けが気になるところ。
優れた立地の特徴が何なのか、
そこがわからないと戦略にならない。
過去40年間の実質営業利益額を
単年度換算した値が多き企業の順位は、
1位トヨタ自動車
2位新日本製鐡
3位日立製作所
以下東芝、JFEスチール、松下電器
三菱重工、住友金属、川崎製鉄、日産自動車
・・・・・・
自動車と電気という日本の二枚看板と、
その両者の川上の鉄鋼という分布。
次に売上利益率をが高い順に並べてみると、
上位は医薬品メーカーが目白押し、
そこに混じって登場するのが、
1位ファナック(数値制御装置)
2位任天堂(ゲーム)
3位御幸毛織(織物)
ヒロセ電機、アマノ、養命酒と続く。
高い利益率を長期に渡って誇るのは、
業種分類に困るような会社ばかりだ。
同じ「立地」を共有する会社が上場企業には
見られない。
こうしてみると、優れた「立地」の条件が
見えてくる。
豊かなポテンシャルに恵まれたという意味で
ビックであるか、
または競合がいないと言う意味でユニークであるか、
どちらかに該当すれば好立地と言えそうだ。
参考図書
~三品和弘~『経営戦略を問い直す』
さて、あなたの会社の事業および商品の立地は
どちらかに当てはなるものか、それ以外か。
三品さんの分析は、この40年によるもので
短期に成功して消えていった企業は含まれない。
マーケティングの世界では上りのエスカレーターに乗れ、
下りのエスカレーターではいくら努力しても商売は難しい
といわれるが、
単に競合ひしめく中に飛び込むということもあり得る。
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