わたしが専業の経営コンサルタントとして活動をはじめた
最初のお客様は、経営的にかなり追い込まれていた。

どれぐらい追い込まれていたかというと、
わたしへの月々のコンサルフィーが払えなくて、
胃が痛くなりミーティングを当日キャンセルほどに
追い込まれていた。

まさに、信用なし、お金なし、お客様なしの三重苦だ。
そんな状況でも使えるものはあった。
時間と知恵、そしてわずかなお客様だ。

１年を過ぎ、２年目からは単月の赤字月はほぼなくなった。
当初から見れば売上で３０％成長だ。
ストック型のビジネスなので、赤字に転落する危険性は
ほぼない。
こうなると、キャッシュは一気に楽になる。

しかし、問題がないかと言えばお客様が増えただけ、
問題は起きてくる。
メッセージは必ずある。
それを、どう見るか、見逃すか、問題ではないと見るか、
対処が必要だと見るか・・・

人は、調子がよくなるとこういうことを見逃したり、見て
見ぬふりをしたりする。
今日は、そのことについてキツイことを言った。

この会社の売上は、２．５倍までは現在の仕組みの
延長戦上で達成できると考えている。
ただ、日々現場からやってくるメッセージを見過ごすと、
歯車は狂って達成に時間がかかる。

最初に、きちんと構造さえ作れれば売上、利益を
上げることは実は、それほど難しくはない。
ただ、同時に売上の上昇によって起きる環境変化へは、
確実に対処しなければならない。
そういうことを怠ると、女神に嫌われる。
当たり前のことだ。

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