経営者の戦略パートナーコンサルティング、無料メルマガも発行中!


ブログ
NHK欲望の資本主義
2016年06月04日

1週間前ほど前だろうか、
深夜にNHKを観ていたら、この番組をやっていた。
途中からだったが、なかなか刺激的な番組だった。

海外のいくつかの立場の専門家を
日本の経済学者がインタビューしていて、
特に一定の方向性がないからなのか
まとめようがないので、刺激的なキーワードを
列記しておきたい。

○買いたいという欲望に価値が生まれる
○利子なんて金融は成長率を先取りする行為で、
低成長、均一化されると0(ゼロ)に近づくのは当然
○安定を売り払って成長を買っている⇒「安定を取り戻せ」
○資本の総量は実は変わらず、置き換えされている
テクノロジーによって変化が増加しているように見えるだけ
なのではないか・・・
○労働者は消費者でもあるけれど、ロボットはエネルギーしか
消費しないので金が回らない。
そのとき、資本家は何で儲けるのか?
○あらゆるものが機械化・自動化されれば人口の半分が
職を失う。多くの人が働かなくなった世界はどのようなルールを
選択するのか
○アダム・スミスは「国富論」を語る前に「道徳感情論」という
全く間逆の内容の本を書いているが、あまり知られていない

わたしが番組から受けて、そうだなあと思ったことは
まず、利子というものは、マーケットの成長を見込んで
お金を借りたい人がいるから発生するわけだ。
複利なんて、まさにお金がお金を呼ぶ仕組みだ。

翻って、現在の日本、ユーロ圏のゼロ金利政策を考えると、
もう、これは資本主義そもものが崩壊しているといっても
いいのではにだろうか。

もう一つは、エネルギー不変の法則があるように、
あらゆる物が地球という資源から発生して、
価値はそこから生まれるものであるならば、
資本は、資源の置き換えに過ぎないので総量そのものは
変わらないということになる。

実態経済の現実は、世界の労働コストの差異、テクノロジーの差異、
為替の差異などからの地域間の差異に過ぎないとしたら、
本来、物の取引は等価というのが本当なのではないだろうか。

すなわち、資本主義とは人間の欲を利子というものに置き換えることで
増殖し続けてきたというわけだ。

しかし、21世紀に入ってグローバル化と情報格差がなくなり、
物そのものの価値が露になってきたことにより、幻想や妄想は
徐々に消えてなくなってきた。

そういう意味では、同一職種、同一賃金も当たり前の流れなのか
もしれない。

それでも、資本主義の中で儲けを生み出そうとしたら、
どんな差異があるのだろうか。時間、影響力、体験・・・・・

========================

無料メルマガ『ほぼ日刊社長の仕事』の登録はこちらから ↓
https://www.isseyhonda.com/mail/

HPはこちらから ↓
https://www.isseyhonda.com/

マーケティング・経営 ブログランキングへ

にほんブログ村






ページアップ