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何となく住む街
2017年07月18日

私は埼玉県でも比較的東京に近い場所に暮らしている。
この町に暮らし始めて25年近くなる。

近所づきあいは、ほとんどない。
もちろん、隣同士ぐらいは挨拶を交わす程度の交流はある。

そして、隣組の仕組みも存在し回覧版が定期的にまわり、
何か寄付ごとがあれば、定期的に廻る班長が回収に回る。

この隣組は、10件以上で構成されているが、
回覧版で廻る情報はこの隣組のものではなく、もう少し大きい単位のものだ。

ここでは、子どもが誕生しても互いに喜び合うようなこともなければ、
お年寄りが亡くなっても、しばらく知らないことが多い。
進学、就職、結婚などの情報も一切知らない。

このような状態でも生きていくのに何の支障もなければ、
お互いに争うようなことも、ほとんど起きない。
決められたルールに従って暮らすだけだ。

この週末に行われた地域の夏祭りは、なかなか盛大で屋台も
100件ほどはあるだろうか。神輿も練り歩く。

このようなイベントに積極的に参加しようとすれば、
自治会館にいけば、誰でも比較的自由に飲み食いも可能だ。
しかし、強制される地域活動は一切ない。

子どもが参加できる地域のスポーツ活動、種目も充実している。
子ども達が集まって遊ぶ声も、その世代ごとに中心はズレながら、
そこそこ賑やかだ。

ここで暮らすことに不満はない。
しかし、どこかよそよそしい。
お互いに、超えない一線というものが明らかに存在している。

おそらく、想像するに、
私のような、地元以外の出身者が多く住むようになり、
多少の軋轢が生まれ、結果的にこのよううな状態に治まったのだろう。

全ては行政の手に委ねられ、地域の力はほぼないと言っていいだろう。
高齢者の一人暮らしの人も専門の介護系の民間企業が有償で面倒を看る。
おそらく、日本の比較的平均的な地域なのだろう。

自分たちが住む地域だが、地域をどうしていくかについての話し合いは一切ない。
不思議な街だとときどき思う。

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