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因果関係の発見
2017年07月12日

因果関係を明らかにして問題を解決する第一歩は、
直面している問題(コンセプト)を結果に見立てることだ。

結果に対する原因を探し出し、原因と結果の間の因果関係を説明できれば、
問題は解決したことになる。

ウェーバーは「プロテスタントの倫理」と「資本主義の精神」に因果関係をみた。
それは、一見、利潤の追求とは反対にあるようなプロテスタンティズムにおける
現実的な禁欲主義が、資本主義の精神を生みだすきっかけとなった、という仮説だった。

伝統的にはどの時代や地域においても経済活動は道徳にはずれる非道徳的なことだと
考えられてきた。
しかし、プロテスタンティズムには経済的成功を評価する側面が「意図せざる結果」として
含まれていた。

以下、ウェーバーの手順

1.既存データや観察から大きな関係性・仮説(全体の枠組み)をつくる
(プロテスタンティズムの倫理が資本主義の精神を形成)
2.現実との対応関係の抽出
(天職の概念、宗教的理念としてのカルヴァンニズムの教理など)
3.「理念型」の確立
(直接救済、非修道院組織、など)
4.関係性をモデル化
(因果関係の明示)

創造の方向性のポイントはあくまで、問題(コンセプト)を結果として捉える視点である。

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