先日NHKが
学生アルバイトが勤務先の居酒屋
を訴えたことをきっかけに、
学生アルバイトの現状を取材し、
問題をあぶりだしていく番組を
放送をみた。
夕方から週2日ぐらいのアルバイトが、
どのようなプロセスによって、
大学の単位を落とし留年にまで至るのか
について解き明かしていった。
その手口はこわいほど巧妙だ。
実際の被害には次のようなものがある。
・給料の未払い
・無給の時間外労働
・商品の強制購入
このような状況に陥る学生側の
背景も深刻さを物語っている。
・学生の2人に1人は奨学金受給者
・親の仕送りは月平均5万円程度
・大学卒業後の正社員採用率の低下
・学生時代のアルバイトが採用試験で評価される
学生がアルバイトから
抜け出せない理由である。
物事を社会のせいにする主義ではないが、
しかし、わたし達は社会構造から独立して
自由に暮らすことは、不可能である。
大学を卒業したあとに待つ社会人生活も
全員が正社員になれるわけではない。
派遣社員が全体の労働者の40%を超えた。
世界の先進国はアメリカを除いてほぼ同様の
問題を抱えている。
ピケティのいうように格差は世界中で広がっている。
最近、政治家は世界の中で日本だけが、
「わたし達は違います。わたし達はできませんでは、
通用しません。」
と言いつつ軍を拡大し、関税を取っ払い
円安を進めている。
果たしてそうであろうか。
人間はそれほど大きな世界に関わらなくとも
以外に小さな世界で共同体を構築しながら生きられる。
つい最近まで、実際日本人はそう暮らしてきたはずだ。
わたし自身、そういう田舎で育った。
わたし達が実際見えないような大きな話をする人を
信じてはいけないのは昔も今も変わらない。
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